【ニュースレター】『堅く立って主の救いを見よ』

ユーオーディア ニュースレター 2021年2月号より

主の御名を賛美いたします。
 2021 新年おめでとうございます。皆様のうえに主の恵みと平安が豊かにありますように!

 新しい年は新型コロナ感染急拡大で始まりました。11都府県に緊急事態宣言が出され、宣言は全国に広がる気配です。コロナも含めて今、世界が非常事態にあると思います。
 ところで、紀元前9世紀頃、南ユダ王国ヨシャファテ王の時代にも国に非常事態宣言が出されたことがありました(Ⅱ歴代誌20章)。この時は疫病ではありませんでしたが、国に存亡の危機が訪れたのです。この時、ヨシャファテ王とユダの人々がとった行動から、私たちは今とても大切なことを学べると思うのです。今、私たちがなすべき事のヒントがここにあると信じます。
 (Ⅱ歴代誌20章から学びましょう) …… 目の前に危機が迫った時、王は恐れました。そして、恐れたがゆえに何をしたかというと ……「ただひたすら主に求め、全国に断食を布告した」…… 緊急事態宣言発令です。この時ユダ王国には強力な軍隊があり同盟国もありました。しかし彼は「神にのみ頼ることを心に決めた」のでした。その時、素晴らしいことが起こりました。ユダのすべての人々が王のところに集まって来て、王も玉座を降りて民の中に入って祈ったのです。危機の時に神の前に「人々の心が一つとなった」のです! 王は民を代表して祈りました。この「ヨシャファテの祈り」こそ、今 私たちが祈るべき祈りです(20:5〜12)。この祈りに対して主は答えられました。「恐れてはならない。おののいてはならない。この戦いは神の戦いである。堅く立って主の救いを見よ。主はあなたがたとともにおられる。(20:14〜17)」この主の御声を聞いた王と民は主の前にひれ伏して礼拝し、大声をあげて賛美しました。目の前の危機が去ったわけではありません。まだ主の勝利を見たわけではないのに、彼らは主のことばを信じて喜び賛美したのです …… これが信仰であり賛美ですね!今、私たちがすべきことはまさにこのことではないでしょうか。さらに王は民に言いました ……「主を信じ、忠誠を尽くそう!」と。そして王と民は相談して、何と武装する兵士の前に進み出て賛美したのです!(賛美をもって主に仕えるレビ人たちがその任を担いました)。人間的には自殺行為です。彼らはこのようなことをしたのです。そして、彼らが賛美を始めたその時、主は戦わずして彼らに大勝利を与えられました。
 ヨシャファテ王とユダの人々は神様の前にどこまでも謙虚でした。自分の弱さ、無力さを素直に認め、ただただ主により頼みました。しかし、主の御声を聞いた時、彼らは勇敢で大胆でした!これは向こう見ずな行為とは違います。主を愛し信頼しなければできないことです。
 私たちはそのまま真似することはできませんが、その純粋な信仰に習うべきだと思います。
 私たちは今、コロナの恐怖の中にいます。このような中で、ユダの人々のように主の勝利を信じて、先取りして感謝と賛美を捧げることができるでしょうか?!

 さて、ユーオーディアリーダー会議は全員一致で、7月17日(土)に東京オペラシティで賛美の夕べを開催することを決定しました。どのような形態になるかはまだわかりませんが、コロナ禍にあっても主への礼拝と賛美を捧げることを第一といたします。どうぞお祈りください!

ユーオーディア代表    柳瀬   洋