【ニュースレター巻頭言】9月号『第 31 回ユーオーディア賛美の夕べを終えて《ダビデの竪琴》』

「神の霊がサウルに臨むたびに、ダビデは竪琴を手に取って弾いた。するとサウルは元気を回復して、良くなり、わざわいの霊は彼を離れ去った。」(サムエル記第一16:23)

主の御名を賛美いたします。
異常な暑さが続いたこの夏、いかがお過ごしでしたでしょうか。皆様のうえに主のお守りと恵みと平安が豊かにありますように!

7月21日、第31回ユーオーディア賛美の夕べが祝福のうちに終了しました。
出演された皆様、様々な奉仕で助けご支援くださった方々、ご来場くださった皆様 …… 関わってくださった全ての方々に、心からの感謝を申し上げます。
そして何より、私たちに志を授け、多くの同志を与え、導き祝福し、ご栄光のために私たちを用いてくださる主に、心いっぱいの賛美を捧げます!

これは今まで何度も何度もユーオーディアで分かち合ってきたことですが …… 主は全ての栄光と賛美を受けるにふさわしい唯一のお方。このお方が全てのものを創造されました。その目的は ➡「神の喜びのため」です(ヨハネの黙示録 4:11)。そして「神の喜び」とは、一人一人が神に立ち返り、一つとなって主に仕えること。主は彼らに命じられます「主に喜び歌え、喜び叫べ、喜び踊れ!」と。そのとき「主はあなたのことを大いに喜び、高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる」(ゼパニヤ書)のです。これが「ユーオーディア賛美の夕べ」の目指すところです。
主は賛美のうちに住まわれます(詩篇 22:3)。だから賛美には力があるのです。ダビデの竪琴の音(賛美)はサウル王の霊を癒やしました。しかし、次のことに心を留めなければなりません。「神の霊がサウルに臨むたびに」とありますが、「臨むたびに」とは、賛美による主の癒やしは一時的であったということです。根本的にサウルが賛美によって主ご自身に立ち返ったわけではありませんでした。それでもダビデはサウルのために何度も竪琴を弾き続けました。主もサムエルやダビデを用いて、何度もサウルに働きかけをされました。

私たちもただ賛美を捧げて「素晴らしかった」で終わってはならないと思います。一時的にせよ賛美のうちに主の臨在に触れたことはその人にとってかけがえのない(永遠の世界がかかった)経験、主に心を開く大きなチャンスです。実際、多くの方々が賛美の夕べのあと家族や友人達と食事会をもったりしてこの機会を用いて証しています。
賛美の夕べを終えて、賛美と音楽宣教のヴィジョンが益々大きく拡がってくるのを覚えます。次世代を担う若い方々にも大いに期待しています!

ユーオーディア代表 柳瀬 洋

CD「インマヌエル」再々販のお知らせ

星野富弘 詩/土井康司 曲「いのちより大切なもの」が収録されている、ユーオーディア賛美の夕べライブ録音CD「インマヌエル」が、再々販され、今年の賛美の夕べ会場でも多くの方にお求めいただいております。オンラインでも購入可能ですので是非下記ボタンよりご注文ください。

【報告】2025年7月21日「第31回 ユーオーディア賛美の夕べ」

7月21日(月)東京オペラシティコンサートホールタケミツメモリアルにて「第31回 ユーオーディア 賛美の夕べ」が無事終演いたしました。皆様多くのご来場、心より感謝いたします。

開演前のロビーコンサートはユーオーディア・ユース弦楽合奏による瑞々しい演奏。

第1部は、イギリス第二の国歌とも呼ばれその雄大さから長く愛されたオーケストラ作品、エルガー作曲 行進曲「威風堂々」第1番、そして華やかなサン=サーンス作曲「序奏とロンド・カプリチオーソ」の器楽曲で始まりました。

続いて合唱も加わり伊藤多美子作曲「その大きな愛によって」。パーカッショニストである作曲者ご本人の体験を通して生まれた救い証しの賛美、そしてシベリウス作曲「フィンランディア」を讃美歌による歌詞で高らかに賛美しました。

 

第2部はユーオーディアオリジナル作品、星野富弘 詩/土井康司 曲「いのちより大切なもの」。昨年帰天された星野富弘さんを偲んでのプログラムです。演奏前に2022年の再演に寄せて星野さんがユーオーディアの為に送って下さった「悲しみの意味」の朗読音源がホールに流れました。(朗読音源は こちらのYouTube動画 で聞くことが出来ます。)

歌と朗読によって、星野富弘さんの事故からの葛藤や日々のめぐみ、そしてキリストにあるいのちの救いの証しを綴りました。

最後は讃美歌「聖なる聖なる聖なるかな」を会場の皆さんとご一緒に。ご来場の方々、オーケストラ、合唱、総勢約1600人で主をほめたたえ歌いました。

終演後のバックステージではコントラバスの山口光仕牧師が感謝の祈祷を捧げ、またの再会を期待しメンバーそれぞれが帰路につきました。

写真:齊藤エステル

〈曲目〉
E. エルガー:
行進曲「威風堂々」第1番

C. サン=サーンス:
序奏とロンド・カプリチオーソ

伊藤多美子:
「その大きな愛によって」 

J. シベリウス:
交響詩「フィンランディア」

星野富弘詩/土井康司曲:
「いのちより大切なもの」

〈ロビーコンサート曲目〉
J.P ラモー:
異国人による平和の踊り

J.S. バッハ:
G線上のアリア

E. グリーグ:
組曲《ホルベアの時代から(ホルベルク組曲)》op.40 より第1楽章

チラシ&プログラムデザイン・清水眞理