【ニュースレター巻頭言】4月イースター号『日本に主への賛美が響いた日』

「わが愛する者、私の美しいひとよ。さあ立って、出ておいで。ご覧、冬は去り、雨も過ぎて行ったから。地には花が咲き乱れ、刈り入れの季節がやって来て、山鳩の声が、私たちの国中に聞こえる。」(雅歌 2:10b~12)

イースターおめでとうございます。

主イエスの受難と復活!主の愛を覚え、心いっぱい賛美いたします。皆様お一人一人のうえに主の豊かな祝福がありますように。主は今、「わが愛する者、私の美しいひとよ。さあ立って、出ておいで。(雅歌 2:10)」と、私たちを呼んでおられます。長かったコロナ禍もようやく終息の兆しが見え、様々な規制も解除されてきました。さあ立って、賛美をもって、福音を高く掲げて、出ていきましょう!多くの教会でチャペルコンサートが再開してきました。各地からキャラバン音楽伝道の要請もあります。いよいよ音楽宣教の出番です。もとに戻るというのではなく、いよいよ飛躍する時が来たのです。

さて、今年はユーオーディア35周年です。ユーオーディア・アンサンブル6名から歩み始めて、主は多くの同志を与えてくださいました。それにしても、最初の 6 名が一人も欠けることなくここまで歩んで来ることができたのは主の奇跡だと思っています。合わせて210年(35年×6人)です!4月29日にユーオーディア・アンサンブルによる「35周年記念感謝コンサート」を持ちます。

ところで、34年前に素晴らしいことが起こりました。この年の1月7日に昭和天皇が逝去され、翌日は日曜日でしたが、天皇の死を悼んで国中の音楽が自粛されました。日本から音楽が消えたのです。しかし、教会だけは礼拝賛美をやめませんでした。つまりこの日、日本には主への賛美だけが響いたのです。このことを通して新たな賛美のムーブメントが起こりました。これを提唱しリードしたのが小坂忠師でした。そしてユーオーディアの働きも飛躍的に前進したのです。小坂忠師はユーオーディアをずっと励まし支えてくださいました。そして昨年4月29日に天に凱旋されました。思い出がいっぱいあります!4月29日、ユーオーディア・アンサンブルは万感の感謝の思いをもって賛美を捧げます!

そして 7月15日には「第29回ユーオーディア賛美の夕べ」です。
ユーオーディア35周年は「感謝の時」であると同時に「新たな始まりの時」でもあると思っています。賛美への熱い情熱を抱いている若い器たちに大いに期待しています。ヴィジョンの継承と拡大、それを願っておられるのは主です。今回、コロナによる制限が大幅に緩和され、大編成の賛美が復活します。そしてもしできるなら最後に観客の皆さんとともにまた「聖なる聖なる」の大賛美を捧げたいと願っています。世界もまた神の国も新しい時代を迎えていると感じています。だから、パウロの次の言葉をみんなで胸に刻みましょう。

「もし私たちが、この地上のいのちにおいてのみ、キリストに望みを抱いているのなら、私たちはすべての人の中で一番哀れな者です。しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」(Iコリント15:19,20)

ユーオーディア代表 柳瀬 洋